中学時代、悔しくて悔しくて仕方なかった時の話



僕は中学生の時、野球部に所属していました。


入った理由は格好良かったから。笑
当時野球のアニメが流行っていたんです。


『メジャー』というアニメ。


知ってる人も多いのではないでしょうか?


僕の世代では野球アニメと言えばメジャー!
というくらい有名だったと思います。


それに憧れて野球部に入った。


そんなに強い野球部でもないし
練習したら試合にも出られるかも!!


とか思って最初はウキウキしてたんですよね。


でもその期待はすぐに打ち破られることに。

30人以上の入部者


なんと、その年には30人以上の子が野球部に入ったんです。


しかもその大半は少年野球チームに所属していた子ばかり。
対する僕は何のスポーツもしてなかったし運動神経も下の中くらい。


一気に下の方になりました。


でも、そんな中でも一つだけ希望があったんですよ。


それは先生の言葉。


「デカい声を出していたら試合に出す」
「上手い奴でも学校生活の態度が悪ければ試合には出さない」


そう何度も言っていました。


僕にとってそれは本当に希望でした。
声を出していたら試合に出してくれると言ってるんだから。


「よし!声を出そう!あと先生に聞こえるように試合の時とかは近くにいよう!」


そう思って頑張って声を出していました。
もちろん練習そのものも頑張っていた。


試合に出たいから。
試合に出て、投げたり捕ったり打ったりしたいから。


その一心で頑張りました。


さすがに、野球の上手さでは経験者には敵わなかった。


それどころか、同じように初心者で
始めた子と比較しても僕は下手くそだった。


でも声を出すのは頑張りました。


毎日毎日喉が痛くなっても頑張って大きい声を出していた。


でも、試合に出ることはほとんど無かったんです。
出られたとしてもほんの1回くらい。


最終回にちょこっと出してもらって
特に何もないまま試合が終わる。


野球部に入って1年が経っても
それが変わることはありませんでした。


でも僕はずっと信じていたんです。


「声を出していたら試合に出してやる」
という先生の言葉を。


夏の暑い日も。冬の寒い日も。


熱中症になりかけながらも先生の側で
出来る限りの声を出していた。


それでもまともに試合に出られることは無かった。
公式戦ではいつもスタンドで応援歌を歌うだけです。

後輩にもバカにされる


そんなこんなで、僕にも後輩が出来ました。


1年経って最初の頃よりは出来るようになった。
だから今年こそは沢山試合に出る!!と思ってたんですけどね笑


でもあることに気づきました。


後輩たちが妙に僕の世代の子と仲が良いんですよ。


久しぶり~みたいな。


よくよく話を聞いてみると、
なんと同じ少年野球チーム出身なのだとか。


はい。普通に上手い後輩の誕生です。


後輩も次々と試合に出る。


そこで活躍する。
また試合に出る。


一方で僕は、あいかわらずの声出し要因です。


ベンチで声を出すだけ。
声を出して後輩を応援するだけの存在。


後輩からしたら、先輩だけど確実に自分より下のただの上級生です。


まあ普通に仲は良かったんですけどね。


無意識で下に見られるんですよ。


「先輩スイングのフォームおかしいですよwww」


みたいな。


何度もそんな感じの事を言われました。


別に悪気はなかったんでしょうけどね。
僕からしたらやっぱり恥ずかしいわけです。


僕の中の先輩と後輩のイメージって
先輩が後輩を指導するって感じだったから。


実際、他の子はそうです。


でも僕は逆。
後輩から指摘される。


それがめちゃくちゃ恥ずかしかった。


プライドが捨てられなかった。


しかも後輩は試合に出るけど僕は出られない。
一生声出し要因。
もしくは試合に出る前の後輩のウォーミングアップ相手。


何してるんだろ……。


日に日にそんな思いが湧き上がります。


試合に出て活躍したかった。
打ったり投げたりしたかった。
勝ったら皆で喜びたかった。


でも僕はいつも蚊帳の外。


試合終わりに皆が
ここがダメだった。
この回はこうするべきだった。


なんて話をしていても、それに入ることが出来ない。


後輩だってその話に入ってるのに
僕は話に入る事すらできない。


恥ずかしい。
情けない。
カッコ悪い。


2年生になっても、ずっとそんな気持ちをもったまま部活に行っていました。


もう辞めたい。
何度もそう思った。


でも声を出していたら、頑張っていたら、
いつかは試合に出して貰えるかもしれない。


それだけが頼りで毎日頑張っていた。


でもそんな期待も、ある日簡単に打ち砕かれたのです。

声なんか出しても何の意味もなかった


まあ打ち砕かれたと言うより
気づいたと言った方が正確かもしれません。


僕の野球部では、いわゆる雑用係みたいなものがありました。


学校生活で悪いことをしたりしたら、練習にも試合にも出られず
ひたすら雑用係をさせられる、みたいな制度があったんです。


期限は無し。


先生が良いと言うまでずっと雑用係。


野球の上手い子がそれになっても1週間で終わったりするけど
下手な子がなったら1ヶ月とか2ヶ月とかさせられる。


また、試合がある時は上手い子だったら
前日とかに解除されたりします。


下手な子は構わず続行させられるけど。


んで、僕の友達でそこそこ素行の悪い子がいた。


普通に面白くて良い子なんだけど
ふざけすぎて怒られるという感じ。


長期間雑用係をさせられて、終わったと思ったら
また何かやらかして雑用係に逆戻り、みたいなことを
繰り返していました。


なんですけど、ある日雑用係を解除されて
その子も練習に出ていたんですよ。


そしたらノックの時にやたらファインプレーを連発するw


僕はそれを見て、その時は普通に「すげーじゃん笑」とか言ってたんですけど


その週末の練習試合。


彼は試合に出して貰えてた。


何度も問題を起こして
何度怒られてもそれを繰り返して
何度も雑用係をさせられていたのに。
別に声を出していたわけでもないのに。


普通に試合に出して貰えてた。


僕はベンチです。


その時にね、完全に気づいちゃったんです。


ああ、、結局上手い奴が試合に出られるんだな…って。


うすうす分かっていたことです。
いや、普通に分かっていた。


でも認めたくなかった。


だって認めてしまったら、
僕が希望だと思って頑張ってきたことが
何の意味も無かったんだと分かってしまうから。


だから気づかないふりをしてた。


でももうそれも出来なかった。


だって目の前で彼が試合に出てたんだから。


その日も先生の横で声を出してました。
だからはっきり聞こえた。


「○○~~!!次の回からレフトに入れ!!」


という先生の言葉が。


悔しかった。
涙が出そうになりました。


先生の言う通りに声を出して
練習も真面目に取り組んで
学校生活も品行方正に過ごしていた。


でも試合には全然出られない。


なのに、問題ばかり起こしていた友達は
少し練習で上手いプレーをしただけで
それまでの事は無かったかのように試合に出る。


なんなんだ。俺のしてきたことは。
一体何のために今まで頑張ってきたんだ。


別に、上手い子が試合に出られるのは構わないんです。


だってそれは当たり前のことじゃん?


でも、だったら最初からそう言って欲しかった。


上手い奴を出すって言って欲しかった。
だから試合に出たいなら上手くなれ。


それくらい言って欲しかったんです。


それなら諦めもついたから。


下手なんだからしょうがない。
俺より上手い奴は沢山いる。
なら自分の出来ることを頑張ろう。


そう思えたかも知れない。


でも、だったら、、


「デカい声を出していたら」なんて希望を与えるような事言うなよ!


家に帰ってからずっと1人でそんな事を考えていました。


悔しくて悔しくて悔しくて、そして情けなかった。


なんて自分はバカだったんだろう。


先生の言うことを真に受けて
何の意味も無いことをバカみたいに頑張って。


それが報われることは一生ないのに。


盲目的に頑張ったところで何にもならない。
始めてそう実感した出来事だったかもしれません。

グラウンドに感謝ーーー!!!


ある日、練習の前に先生がこう言いました。


「これからは練習前にこれを叫べ」


で、それから毎日の練習前に言わされていたのがこれです。


「グラウンドに感謝-!」
「道具に感謝ー!」
「チームメイトに感謝-!」
「家族に感謝-!」
「審判に感謝-!」


これいっっっつも叫ばされるんです笑


他の部活の友達に
「野球部いきなり叫びだしてワロタwww」


とか笑われたけどやるしかなかった。


だって先生の命令だしね。
辞めるという選択肢はない。


先生曰く、


・毎日グラウンドで練習出来る事は感謝なことだ
・道具があるのは感謝なことだ
・チームメイトと助け合えるのは感謝なことだ
・家族はお前らが思ってる以上に支えてくれてるんだぞ
・審判にも感謝しろ


とのことでした。
別にこれに間違いがあるとは思わない。


叫ぶのは恥ずかしいけど
まあ感謝するのは大事だ。
そう思ってました。


でもある日、グラウンドにタバコの吸い殻が落ちていた。


誰のタバコか?


答えは一つ。


先生のタバコです。


あの人は結構なヘビースモーカーでした。


練習中も試合中も吸いたくなったら
少し離れたところで吸いに行ってたし


「これ以上タバコが値上がりしたら俺はデモを起こす」


とか授業中に言うような奴だった。


ふざけんなと思いましたね。


俺たちにはグラウンドに感謝とか叫ばしといて
何で自分はグラウンドにタバコ捨ててんだよ!!と。


もう皆で陰口の嵐ですよ。


クソが!だれが片付けると思ってんだ!○ね!!


先生がその場にいなかったので言いたい放題です笑


あとタイガースの紙コップが落ちてる時もあった。
それも先生のです。


先輩が残していったバットや
保護者が贈呈してくれたメガホンなんかを
怒りに任せて地面に叩きつけることもあったし。


僕らには「道具に感謝-!」とか叫ばせておきながらね。


もうマジでなんなんだとしか思えなかったですよ。
あの先生には感謝なんて1ミリもない。


指導者というのは背中で語る必要があります。
自分の発言には責任を持たないといけない。


子供にあれしろこれしろなんて言っておいて
自分は反対の事をしていたら、子供も反感しか持たないんですよ。


そんな指導をして偉そうな態度を取っていても
子供の心には1ミリも響かない。


それは教師でも親でも変わりません。


誰にでも経験あると思います。
「お前が言うな!」と思った経験。


少し話がズレましたね。


まあ僕の中学時代はこんな感じです。


運動なんて全く出来なかった。
先生の言うことには従っていたけど、
それで報われた事なんて一度もなかった。


そんな中学時代。


友達とは仲が良かったですよ。普通に皆好きだった。


でも先生は今でも嫌い。
嘘を付くな。態度で語れ。
今でもそう言いたい。


あと、
人の言うことに盲目的に従っても
それが報われるとは限らない。


それを知った中学時代でした。


結局自分の力を高めるしかないんです。


野球部なら、試合に出たいなら、
野球が少しでも上手くなるように頑張る必要があった。


今でもそれを強く思います。


言われたことだけをやっても駄目。
相手は普通に裏切ってくる。


部活でも会社でも同じです。


甘い言葉や待遇に惑わされてフラフラしていても
損をするのは自分であることを忘れてはいけない。


それを思い出しました。


もう一度言いますが


結局は自分の力を高めるしかないんです。


それはこれからの時代、より重要になってくる。


心のどこかではあなたも
気づいているのではないでしょうか。




『ライティングマニュアル』を無料でプレゼントします

僕は現在、年収1億円を稼ぐ人のライターをしながら
ビジネスをしています。

そこで実感したのが

「ネットビジネスをするなら
 文章力を磨くのがマストである」

ということです。

ネットビジネスでは何をするにも文章が必要になります。

ブログやメルマガを書くのも文章
Twitterを投稿するのも文章
LPを書くのも文章
セールスレターを書くのも文章
アフィリエイトをするのも文章

その文章について、僕は社長のもとで
これでもかというほど磨いてきました。

その集大成として『ライティングマニュアル』を作成しました。

文章の書き方には「型」があります。
型を覚えてしまえばその通りに
文章を書き、組み立てるだけで

ブログのPVも滞在時間も上がるし
アフィリエイトだって簡単になる。
リストだってザクザク集まります。

これは収入が伸びることに直結します。

人を動かす文章を書くのに才能やセンスなんて
必要ないという事が実感できるかと。

またメルマガでは文章だけでなく
ビジネスをする上で大事なマインドや思考力、
自動で収益を生み出す「仕組み化」についても語っています。

ビジネスで収入を今の10倍20倍にしたい方は
ぜひ登録をしてみてください。

無料でライティングを手に入れる。

コメントを残す